福岡市営地下鉄七隈線延線に伴い「裏天神」と呼ばれ求心力が高まっている渡辺通の裏路地エリアの一角。ここに日本とオーストラリアで料理の実績を積んだソウル出身のシェフが和食の炭火焼きと故郷の屋台料理を掛け合わせたコリアンダイニングを新規開業した。外観から店内の空間、ロゴやメニューなどのグラフィックに至るまで、店名が意味する「虎」の黄色と黒を引用して展開することで、SNSや様々な媒体で一部分が切り取られても共通したイメージが残るデザインとなっている。金網を用いたファサード、大きな覗き窓のような開口部があるカウンター席や、檻のような半個室のデザインによって動物園のようなエキサイトメントを表現した。